- 詳細
今週末、9月1日(土)・2日(日)に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される、
「鈴鹿サーキット50周年 アニバーサリーデー」へ本山 哲の出演が決定しました。
開業50周年を記念するこのイベントでのトークショー、往年の日産レーシングマシンでのデモ走行などに登場。
その他にも、レースファンには堪らない企画がたくさん用意されています。
更に60年代から90年代の栄光に輝く歴代のマシン展示もあるのでお見逃し無く!!
イベントの詳細及び出演スケジュールなどは、
「鈴鹿サーキット50周年 アニバーサリーデー」公式ホームページからご確認下さい。
無料招待券を公式ホームページからダウンロードできます。
皆さんのご来場お待ちしてます♪
motoyama.net
- 詳細
S-GT RD5 POKKA 1000km レースレポート
スーパーGT2012シリーズは後半戦に突入。第5戦を鈴鹿サーキットで迎えた。前戦では速さを見せるもスタート直後の不運なアクシデントにより結果を残せず、7位と不本意なランキングでシーズンを折り返した23号車「MOTUL AUTECH GT-R」。
だが、目標のタイトル奪回に“まだ間に合う”と言えるのはここまで。第5戦は、必ず大量ポイントを獲得しなければならないという、プレッシャーに晒される戦いとなった。
【予選】
8月18日(土)天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32℃ 路面温度:44℃(予選開始時)
鈴鹿の第5戦は毎回猛暑の中の過酷な戦いであるが、今回は更にレース距離が1000kmと従来に戻りその度合いを増している。しかし23号車はこれを、本来のチーム力が最も活かされる戦いであり、初優勝の大きなチャンスであると捉えていた。
7月の鈴鹿でのテストで得たデータをもとに施したアップデートのポテンシャルも、前戦のSUGOで証明済み。ウエイトハンデもまだ軽く、体制は万全だといえた。
予想通りの猛暑で明けたこの日はまず、9時20分から1時間40分の混走と10分間の専有走行による公式練習が行われた。23号車は本山哲とミハエル・クルム、二人のドライバーのドライブにより、淡々とセットアップメニューをこなしていく。
そして専有走行では本山が、トップからコンマ3秒差となる1’53.269のベストタイムをマーク。午後の公式予選に向け、好スタートを切った。
今回の予選はノックアウト方式。雲の量が増しやや猛暑が和らいでいく中、午後2時15分よりQ1が開始された。23号車は本山がコースイン。アウトラップを終えると、1周目のアタックに向かう。ところがここで赤旗が掲示。勝負は赤旗明けの、残り3分での1アタックに委ねられた。
セッションが再開されると、一斉に全マシンがコースになだれ込む。この時ピット位置が一番奥である23号車はQ1終了のチェッカーが振られるまでにアタックに入れるかどうか微妙なタイミングだったが、なんとか1’53.048をマーク。難しい状況の中、5位で23号車のQ2進出を決めた。
Q2ではクルムが、10分間のセッション=2周しかないアタックチャンスをミスなくまとめ、5位で23号車を最終予選へと導いた。Q3のアタッカーは再び本山。まず1周目を1’58.718で通過すると、本番のアタックラップに入った。
Q3では全マシンが、ラストアタックで飛躍的にタイムを伸ばすこととなった。そんな中、本山も1’51.975とこの日のベストタイムを1秒以上更新する渾身のアタックを見せ、最終的に4位を獲得。23号車は決勝を、セカンドローからスタートすることとなった。
今季予選では、セカンドローより上を一度も逃していない23号車。今回の結果も23号車の速さからいえば、シリーズ最長の長丁場レース。ファンの初優勝への期待も、シリーズ最大であることは言うまでもない。
●本山 哲のコメント
「7月の鈴鹿のテストはドライで走れていないので、確かな手ごたえがあったというわけではなかったのですが、今日は持ち込みセットでの走り出しから調子が良く、その後も走るたびに微調整を重ね、感触はますます良くなっていきました。セカンドローは良い位置だし、もちろん決勝でのチームのパフォーマンスにも自信があります。
明日は久しぶりの長いレース。自分もチームも、一瞬たりとも気を抜くことなく優勝を目指して戦い抜きます。皆さんも最後まで、応援よろしくお願いします!」
【決勝】
8月19日(日)天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32℃ 路面温度:50℃(決勝開始時)
スーパーGT2012シリーズ、折り返し緒戦となる第5戦は鈴鹿サーキットで決勝の日を迎えた。今回も過去4戦と同様に、公式予選ではその速さを見せセカンドローの4番グリッドを獲得した23号車「MOTUL AUTECH GT-R」。
しかし4年ぶりとなるこの日の1000kmレースはそこから、決して想定通りの展開とはならない。勝負は、いかなる状況が訪れようともその都度的確に判断し臨機応変な戦略が組めるかどうかにかかっている。
マシンの進化については徐々に、その手ごたえを掴み始めている。あとは本来のチーム力をレースで存分に発揮することができれば、おのずと結果はついてくるはずである。
午後12時30分、フォーメーションラップを終えると、173周にわたる長丁場のレースは静かに幕を開けた。スタート直後の混乱は全くなく、オープニングラップの1コーナーはグリッド順に通過。
ところがその後は、予想外の猛暑と舗装が新しくなった西コース路面のミューの高さにより、タイヤアクシデントやドライビングミスによる接触が相次ぎ、終始波乱の展開。トップは序盤から目まぐるしく入れ替わる。
その争いの中の一台が、23号車であった。
23号車のスタートドライバーをつとめる本山哲は序盤、4位をキープ。15周目を過ぎたあたりからペースを上げ、3位を追い始める。ところがその数周後、突如マシンのパフォーマンスを失いはじめ逆に4位を守る展開に変わる。
23号車は26周目、早目のピットインを行い、フレッシュタイヤとともにミハエル・クルムをコースに送り出した。
全てのマシンが1回目のピットインを終えると23号車は5位。その後、46周目に3位まで浮上するとさらにペースアップし、2位とのタイム差を詰めていく。そして59周目に2度目のピットインで本山が再びコースインすると67周目、大きなクラッシュが発生しセーフティカーが導入。
上位は23号車以外ピットインしておらず、このセーフティカーは23号車に有利な展開をもたらした。
71周目に2位、77周目にはトップに浮上した23号車だったが、この後GT300クラスマシンとの接触というアクシデントに見舞われることになり、イレギュラーのピットインを余儀なくされる。だが、そこから本山は踏ん張り、95周目には再び2位に浮上。
その後112周目からクルム、141周目から本山と、二人のドライバーは2位を守り続けた。
レースは終盤に入り152周目、全てのマシンが最後のピットインを済ませた時点で23号車は2位をキープしていた。ところが157周目に2度目のセーフティカーが入ると、そのリスタートで激しい2位争いが勃発。そして迎えた162周目、シケインでまだフレッシュなタイヤを履いていた後続のマシンからの追撃を受け5位に後退。
2度目のセーフティカーは不利に働くこととなった。しかしこの5位を残り周回しっかりと守り、23号車は173周のレースを5位でフィニッシュ。6ポイントを獲得した。
目標の初優勝は今回もならなかったが、ランキング上位のチームがいずれもポイントを獲りこぼしたことで逆にトップとの点差が詰まったことは幸いだった。残るは3戦、その全てで本来の力を結果に結びつけることができれば、23号車の逆転タイトルは可能。
そんなファンの願いがチームの闘志に火がつけ、今後よりいっそうの力を生みだすことだろう。
●本山 哲のコメント
「1000kmという長い距離の途中、スティントの後半で予想外にタイヤが苦しかったり、接触があったり、さらに2度のセーフティカーがあったりと、様々なアクシデントが起こったレースでしたが、そんな中でもマシンの状態は良く、終盤まで表彰台圏内を走っていながら最後に失ってしまったことが非常に残念でなりません。
でも幸いトップとのポイントは詰まったので、残る3戦、表彰台を決して逃さない戦いをしていきたいと思います。今日は暑い中、長時間の応援ありがとうございました。残る3戦も応援よろしくお願いします!」
- 詳細
真夏の祭典、S-GT第5戦は「POKKA 1000kmレース」として復活!
長時間に渡る灼熱のバトルを23号車、本山哲&ミハエル クルムは今季初優勝を掛けて戦います。
ファンの皆さんのご期待に応えて、motoyama.online shopはGPスクエアに今年も出店。
長丁場のレースに備えて、真夏の観戦を快適にサポートするニューアイテム満載でご来場をお待ちしています。
<最新グッズ情報>
1.タオル マフラー2012ver.
毎年好評の、タオルマフラーが今年も登場!レーシングスーツのデザインをイメージした今年ver.。首に巻いたり、頭に掛けたり使い方は自由自在の、ロングサイズ。真夏の応援には必携。ジャガード織り仕様なので何回洗っても色やロゴが薄くならず、冬は防寒にも使えシーズン通して永くお使いいただけます。
販売価格:2,000円 素材:コットン/ジャガード サイズ:21cm x 102cm
2.サマーver.T-シャツ
レーシングスーツレプリカT-シャツが、夏の日差しを跳ね返す白色ベースの素材で登場。素材はもちろんドライメッシュ仕様で快適です。
販売価格:3,000円 素材:コットン/ポリエステル サイズ:S/M/L/LL
*お子様サイズの設定はございません。
3.「Don't give up Japan」マルチユースレジャーバッグ
「防災頭巾として使える!」【GRRAPA】を使用した、5ウェイユースのビーチバッグも鈴鹿初登場!飲み物やお弁当など観戦マストアイテムを一つにまとめて快適に持ち運び出来ます。
販売価格:2,000円 素材:ポリエステル サイズ:縦300mmx底部(210mmx190mm)
4.【特別企画】真夏の応援必須アイテム4点セット(数量限定販売)
真夏の観戦に最適な、1.応援キャップ、2.タオルマフラー、3.携帯用カッパ(Lサイズ)を、4.マルチユースレジャーバッグと4点セットにして特別価格の5,000円で販売します。
販売価格:5,000円 (定価8,000円相当)
セット内容:1.応援キャップ、2.タオルマフラー、3.携帯用カッパ(Lサイズ)、4.マルチユースレジャーバッグ。
数量限定:18日(土) 50セット / 19日(日) 50セット 2日間合計100セット。
5.アルパインスターズ オリジナルT-シャツを販売します。
本山 哲が着用するレーシングスーツブランド、「アルパインスターズ」との共同企画。本国イタリアでしか販売されていない、国内ではレアなオリジナルT-シャツを販売します。他にも、ロゴ入りのポロシャツやパイロットシャツなども用意しています。それぞれ少量の入荷ですのでお早めに!
motoyama-online shopでは、他にも「本山 哲マスコットベアー」など鈴鹿サーキット初登場の応援グッズを用意しています。詳しくは、ショップスタッフにお尋ね下さい。
週末は30度以上の猛暑が予想されます。熱中症などにならないようにマメに水分補給を!暑さ対策を充分に!特に小さいお子様をお連れの方はご配慮をお忘れなく。
また、急激な気象変化による雷、雨、突風などにも気をつけて最後まで楽しく観戦&応援をよろしくお願いします!
皆さんのご来場をお待ちしてます。
motoyama-online shop
- 詳細
暑中お見舞い申し上げます!
今週末、8/12(日)に新東京サーキットにて開催される、「グッドスマイル カート グランプリ」に本山 哲がゲストドライバーとして参加が決定。
また、motoyama.online shopも小さくですがブース出展を行います。
皆さん是非、遊びに来てください!
イベントの詳細はこちらをご覧下さい。
motoyama.net
- 詳細
RD4菅生 レースレポート
スーパーGT2012シリーズは第4戦を迎え、折り返しにさしかかった。
タイトル奪回を誓い、挑んだ今シーズン。23号車「MOTUL AUTECH GT-R」はここまでタイトル候補にふさわしい速さを見せながらも結果は3位表彰台が一度、ポイントランキングも5位と、いまひとつ波に乗れないでいる。
前半戦最後のこの一戦では何としても好成績をおさめ、タイトル戦線に浮上した上で後半戦に臨みたいところ。その意味では、スポーツランドSUGOは格好の舞台だといえた。かつてSUGOは日産勢の勝利がなく鬼門とされていたが、2009年以降は3戦2勝と、むしろ得意としている。そして2009年に鬼門を打ち破ったのが、この23号車だった。今年も、起死回生となる場はこのSUGOに違いないと、誰もが期待を寄せた。
【予選】
7月28日(土)天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32℃ 路面温度:42℃(スーパーラップ開始時)
この日はまず8時15分から、1時間40分の混走と10分間の専有による公式練習が行われた。23号車は本山哲とミハエル・クルム、二人のドライバーが代わる代わるドライブし、セッティングメニューを順調にこなしていく。
ラップタイムも終始トップ5圏内で推移し、最後の専有でクルムがマークした1’16.100は最終的に4位。まずまずの滑り出しとした。
午後になり気温、路面温度が急激に上がってきた中、予選1回目は午後1時5分より15分間で行われた。スーパーラップ予選のレギュレーションは今年から変更となっており、予選1とスーパーラップで異なるドライバーが一人ずつ出走しなければならない。23号車は予選1で、ミハエ・クルムを起用した。
路面温度が思いのほか上がってしまったことでセッション開始から各チームはすぐには動き出さず、5分を過ぎたあたりから1台、また1台と徐々にコースインをはじめる。その中23号車は、全体の2番目にアタック開始。クルムは2周のアタックを行い1’15.537までタイムを伸ばすと、ここでスーパーラップ進出を確信しピットイン。最終的に3位となり、本山のスーパーラップに託した。
約2時間のインターバルを経て午後3時30分より、スーパーラップが開始された。23号車の本山は、8番目に出走。路面温度が下がり始めアジャストが難しくなったためか、3番手にアタックしたマシンのタイムが更新されないまま本山の出番を迎えることとなった。そして本山はここで、懇親のアタック。アウトラップで入念にタイヤを温めると、アグレッシブかつ正確にコーナーを攻めていく。
セクター1でコンマ1秒ほどベストタイムを上回ると、セクター2ではさらにコンマ2秒、トータルでコンマ3秒上回る1’15.191を叩き出しトップに浮上。最後のアタッカーに惜しくも更新されたが、23号車は最終的に2番手を獲得。レースは今季初の、フロントローからスタートすることとなった。
●本山 哲のコメント
「朝の練習走行から車の調子は良かったのですが、スーパーラップの時のマシンパフォーマンスは特に良くて、またアタック自体も満足のいくものでした。アタック後はポールが獲れたかな、と思ったのですが、残念でした。でもこのSUGOはコース幅が狭く抜きにくいし、中団からスタートすると混乱に巻き込まれやすい。フロントローからスタートできることになり、良かったと思います。レースは前半戦の締めくくりとして絶対に優勝して、後半戦でタイトル争いにからんでいきたいと思います。」
【決勝】
7月29日(日)天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32℃ 路面温度:2℃(決勝開始時)
前半戦を締めくくるこの一戦、現在ランキング5位の23号車「MOTUL AUTECH GT-R」としては、タイトル奪回への足がかりとするために何としても勝利が欲しいほしいところである。2009年に勝利し翌年も圧倒的な速さを見せたこのSUGOは、相性抜群。さらに前日の公式予選ではフロントローの2番手という、絶好のポジションを獲得している。
この日の朝のフリー走行でも決勝に向けセットアップを煮詰め、ロングランとピットインのリハーサルを行い、万全の臨戦態勢を整えていた。
前日に続きこの日も晴天となった。12時頃に一時的に雨が降ったものの、決勝がスタートする2時間後には、路面は完全にドライに回復。不安材料はなくなった。フォーメーションラップを終え、定刻通りにレースはスタート。23号車のスタートドライバーは、本山哲がつとめた。
そしてスタートでポールのマシンがやや出遅れ、23号車は早くもトップ浮上への絶好のチャンスを迎えた。
好スタートを切った本山は、アウト側に出て半身ほどのリードを奪うと1コーナーで内側に切り込んでいく。そして鮮やかにトップを奪取……誰の目にもその展開が見えた瞬間の出来事だった。本山から死角となる部分、出遅れたポールのマシンのイン側からは3番手スタートのマシンが同じくオーバーテイクを仕掛けており、このマシンが前に出ようとした際にポールのマシンと接触。
バランスを崩したマシンが突如サイドに現れ、23号車は巻き添えを喰らうかたちとなりグラベルまで弾き飛ばされてしまった。
トップ浮上を目前にして逆に、大きく後退を余儀なくされた23号車だったが、レースはまだ81周残っている。コースに戻ることさえできれば、挽回は不可能なことではない。本山はグラベルでもがき、なんとかコースに復帰する。しかしダメージは大きく、マシンをピットに戻すことはかなわなかった。23号車はここでリタイヤとなってしまった。
練習走行、公式予選、フリー走行と、今季初優勝に向かいほぼ完璧な週末を送ってきた23号車だったが、レースでのアクシデントだけは避けることができなかった。結果は今季初の無得点。ランキングも5位からさらに後退することになった。シーズンはここで折り返しとなり、残る戦いは4つ。
23号車が後半戦でどのような戦いを繰り広げて行くのか、チームの結束がなければ勝てない次戦の鈴鹿1000kmは、それを量る格好の舞台といえるのではないだろうか。
●本山 哲のコメント
「今回はマシンの調子も非常に良く、SUGOということで重要なグリッド順もいいポジションだったのでなんとしても優勝したいと思っていたのですが、アクシデントでレースを失ってしまったことは最も残念な結果。
応援してくれていたファンの皆さんに、ちゃんとしたレースを見せることができなかったことを申し訳なく思います。これでシーズンは残り半分となってしまいましたが、チームはもちろん次の鈴鹿でも優勝するつもりで臨みます。タイトルもまだまだ狙っていきます。後半戦も応援、よろしくお願いします!」