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2014 AUTOBACS SUPER GT Round5
「FUJI GT 300km RACE」 REPORT
スーパーGTは、2014シーズン後半戦の緒戦となる第5戦を富士スピードウェイで迎えた。昨年まで富士300kmレースは9月の開催だったが、今年は夏休み期間中に変更となったことで、より多くのファンが注目する大会となった。
中でも一番の注目はやはり、タイトル争い。前半戦を終了し、46号車「S-Road MOLA GT-R」のランキングは6位。トップとは29点もの差がついているが、上位に相応のウェイトハンデが積み重なる後半戦の戦い次第では、まだ逆転は可能だ。
そして、同じく富士スピードウェイが舞台となった第2戦で予選2位、決勝でもトラブルで戦線を離れるまでトップ争いを演じている46号車にとって、この第5戦こそがそのカギを握る一戦となることを多くのファンが感じ取っていた。
【予選】8月9日(土) 天候:曇り 路面:ドライ 気温:26℃ 路面温度:31℃(予選開始時)
■公式練習結果:14位 ベストタイム1’31.522(本山)
■公式予選結果:15位 タイム1’31.232(柳田)
真夏の時期の開催にもかかわらずこの日の富士は朝から曇り空となり、気温、路面温度ともに予想をはるかに下回った。しかし雨はまだ降り出さず、9時からの公式練習はドライコンディションの下で行われた。
46号車はまず本山が走り始めたが、ここでステアリングにトラブルが発生。修復に30分以上を要し、セットアップ作業は出遅れることに。
そしてセッションの中盤過ぎに本山がマークした1’31.522からタイムアップを果たせず14位でこのセッションを終えることとなった。
午後2時開始の公式予選は雨が予想されていたが、結局降り出さずドライコンディションでスタート。46号車は柳田真孝がQ1のアタックに挑んだ。
残り8分となったあたりで一斉に全マシンがコースインするも、直後にセッションは赤旗中断。再開後、再び全マシンが一斉にコースインしアタック合戦が開始された。
46号車の柳田は2周目に1’31.746をマークし一気に2位に浮上。さらに4周目のアタックで1’31.232とタイムアップを果たしたが、ライバルたちの多くがその後これを上回り46号車は大きく後退してしまう。
ステアリングのトラブルは完全に解消されておらず、マシンの調子は万全ではなかった。最終的に46号車は予選15位。前戦に続きQ2進出を果たすことができなかった。
●本山哲のコメント
「公式練習の序盤に発生したトラブルの影響からセットアップを詰めきれないまま予選に臨むことになり、さらに予選で再びトラブルが出て、残念な結果となってしまいました。
レースまでにチームが完全にトラブルを解消してくれると思うし、そうなれば前回の富士同様の速さが戻ってくるはず。
決勝は台風で荒れることになるかもしれませんが、その中でマシンのポテンシャルをしっかり引き出して追い上げていきたいと思います。
チーム一丸となってその思いに応えられる戦いを披露してみせます!」
【決勝】8月10日(日) 天候:雨 路面:ウェット 気温:23℃ 路面温度:24℃(決勝開始時)
■フリー走行結果:3位 1’42.704(柳田)
■決勝結果:6位(66周)2h’56.27.347(柳田Dr→本山Dr)
台風11号の影響により決勝中止が危惧される中、朝のフリー走行は激しい雨が時折コースを叩きつけるも、なんとか実施された。そして46号車がここでマークしたベストタイムは3位。
一夜明けたこの日は前日のトラブルから復調を遂げ、本来のポテンシャルを取り戻していた。
今季最下位グリッドからのスタートとなった46号車だが、希望はまだ残されていた。台風は徐々に接近し、午後に近づくにつれ雨も風もより激しくなっていった。
このためいくつかのスケジュール変更があったが午後3時の時点では雨は止んでおり、予定通り無事レースはスタートした。
セーフティカーランが2周行われた後ローリングスタートが切られると、柳田がスタートドライバーをつとめる15番グリッドの46号車はすぐに追い上げにかかる。
朝のフリー走行で示したポテンシャルはやはり本物で、46号車はわずか3周の間に11位まで浮上。早くもポイント圏内を射程圏とする。
しかしここで激しい雨が訪れ16周目にセーフティカーが導入、さらに翌周には赤旗中断。追撃は一旦ストップとなった。
この雨風はなかなか勢いを緩めずレースはこのまま終了かとも思われたが、約1時間を経てリスタート。46号車の追撃も再開となった。
そして20周目にポイント圏内の10位に浮上を果たすと、翌周には9位、26周目には8位と期待通りの躍進。
46号車は34周目にピットインすると、後半のさらなる追い上げを本山に託した。
全マシンがピットインを終えた46周目、46号車はピット作業と本山のプッシュによって5位まで順位を上げていた。そして雨の量の増減次第で目まぐるしく路面状況が変化するという難しいコンディションの中、絶妙なマシンコントロールで上位の面々とバトルを繰り広げていく。
残り8周にまたもや強い雨風が訪れ2度目のセーフティカー導入。そしてレースはこのまま終了となり46号車の反撃もここまで、本山はゴールラインを6位でフィニッシュ。
これによって46号車はチャンピオンシップトップとの差を26ポイントに縮めた。
●本山哲のコメント
「これだけ荒れた天候の中のレースというのは、自分の経験の中でもあまりなかったこと。走っている方も終始厳しい状況でしたが、サーキットに来てくれた皆さんもやはり厳しかったと思います。
最後まで応援してくれたことに非常に感謝しています。
ただ、そんな皆さんの前でなんとか最後尾から6位まで追い上げることができたのは良かったと思いますが、今日のマシンのポテンシャルであればもっと上に行けたはずなので、
そこは自分としては悔しいと感じています。
今季残りは3戦となってしまいましたが、その中で必ず優勝して見せますので、これからも応援よろしくお願いします!」
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モトヤマオンラインショップ出店情報【RD5 FSW】
今週末、富士スピードウエイ(静岡県)にて2014 スーパーGT RD5が開催されます。
シリーズ後半に向けて重要な1戦。表彰台の頂点を目指す、本山 哲と柳田真孝にご声援をよろしくお願いします!
今回も、motoyama-online shopはイベント広場に出店。
猛暑の応援に最適な、クールダウンタオルやキャップのサマーバージョンが登場します。
お宝グッズなど気になるアイテムもたくさん用意してますので是非お立ち寄りください。
また緊急入荷のスペシャルアイテムも準備していますのでお楽しみに!
RQのサイン会なども予定しているので、詳しくはショップスタッフにお尋ねください。
この週末は台風の影響が予想されます、暑さや急変する天候にも対応できるように準備して最後まで楽しくお過ごしください。
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「SUGO GT 300km RACE」 REPORT
スーパーGT2014シーズンは中盤戦にさしかかり、第4戦を宮城県のスポーツランドSUGOで迎えた。
開幕から速さを見せてきた46号車「S-Road MOLA GT-R」は第3戦でついに2位表彰台を獲得し、ポイントランキングは5位まで上昇。タイトル戦線にいよいよ浮上を果たした。
タイトル獲得のために、ここから先は決して取りこぼしの許されない戦いが最終戦まで続くことになる。本山哲、柳田真孝の両ドライバーはもちろん、チームは改めて士気を高め、第4戦に挑んだ。
【予選】7月20日(日) 天候:曇り時々雨 路面:ウェット 気温:20℃ 路面温度:23℃(予選開始時)
■公式練習結果:9位 ベストタイム1’21.373(本山)
■公式予選結果:12位 タイム1’20.581(本山)
梅雨の時期の開催ということである程度予想ができたことだが、土曜日のSUGOは朝から雨に見舞われ、午前9時から行われた公式練習はウェットコンディション。
各マシンは午後の予選も雨と想定し、ウェットセッティングおよびレインタイヤの評価を煮詰めていく。46号車もニューマシンでは初となるロードラッグ仕様でのウェットコンディションということで、予選、決勝へ向けた様々なシミュレーションを行った。
しかし午後になっても断続的に雨が降り続いたばかりか、加えて深い霧が発生。視界不良のために公式予選の開始時刻を遅らすも一向に回復せず、ついに予選は翌日に延期となった。
こうして急遽、日曜日午前中のスケジュールに組み込まれることになった第4戦の公式予選はルールも通常とは異なり、25分間の1セッションで各チーム1人のドライバーがアタックを行いベストタイム順に決勝グリッドが決定されることになった。46号車は本山がアタックに挑んだ。
天候は回復せず雨は朝まで残り、9時05分からの公式予選はやはりウェットコンディションの下スタート。GT300クラスのセッション開始時から雨はごく微量となり時折止むといった状況に変わり、さらにGT500クラスのセッション開始が赤旗中断により予定より10分遅れたため路面は徐々に乾き、各マシンは走行を重ねる毎にどんどんタイムを短縮していく。
46号車の本山も開始からすぐにコースインし、アタックを開始。2周目に1’22.365をマークした後に一旦ピットインしマシンを微調整すると、そこからチェッカーまで4周連続でアタック。
徐々にタイムを削っていき、1’20.581までタイムアップを果たすが、これ以上タイムを伸ばすことができず、46号車は午後の決勝に12番グリッドから挑むこととなった。
●予選コメント
「前戦でようやく表彰台という結果を出すことができましたが優勝までは届かなかったので、今回は優勝するつもりでSUGOにきました。
昨日に続き雨が降ったり止んだりで難しいコンディションの中、マシンの調子もあまり良い状況ではなく予選は12位という結果になりましたが、決勝も同じような天候が続きそうなので荒れた展開になる可能性が高く逆転のチャンスも充分あると思います。
チームは最後まで優勝を目指して戦います。皆さんも応援よろしくお願いします!」
【決勝】7月20日(日) 天候:くもり時々雨 路面:ドライ/ウェット 気温:22℃ 路面温度:27℃(決勝開始時)
■決勝結果:7位(78周)1h’48.43.376(本山Dr→柳田Dr)
午後にさしかかるあたりで雨は止み気温も上がり、路面はドライに近い状態まで回復した。午前中に公式予選が行われたため今回はフリー走行がなく、このため各マシンはぶっつけ本番のドライセッティングで午後2時スタートの決勝に挑むことになった。
またその半面、レース中に雨が降り出す可能性も示唆されていた。第4戦の決勝はセットアップと天候に対する読み、そしていかに状況判断が的確に行えるかが勝負のカギを握ることになった。
案の定フォーメーションラップスタート時こそドライ路面だったものの1周もしないうちに早速雨が降り出し、路面を濡らしていく。セーフティカーランは通常より2周多く行われ、この間に各マシンは次の手を考えなければならなかった。本山がスタートドライバーをつとめる46号車は早くも、12番手スタートからジャンプアップを果たす大きなチャンスを迎えた。
セーフティカーがコースを離れると、ピットインしレインタイヤに交換するマシンとステイアウトするマシンとで真っ二つに分かれる。46号車はステイアウトを選択。これは功を奏することになった。
その後数周はレイン勢のペースの方が勝っていたが、すぐに雨は止みスリック勢のペースが上回りはじめる。そして路面が濡れている間スリック勢の中にはタイヤを滑らせ苦戦するマシンもある中、本山はベテランらしく巧みにマシンをコントロールし7位から怒涛の躍進。
瞬く間にレイン勢を抜き去るとドライ勢同士の戦いとなった後もハイペースを維持し続け、トップを目指し前を追った。30周を経過するあたりでは、ベストラップを連発する圧巻の走りを披露。38周目にはついに、表彰台圏内の3位に浮上したのだった。
ところが50周目に46号車がピットインした後、事態は一変。再び雨が降り出すと、チェッカーまで止んではまた降るという状況が繰り返されレースは大いに荒れた展開となる。
46号車は雨が強くなると読み、ライバルに先駆けて64周目にレインに交換。その時点では奏功したかに思われたが、さらに二転三転を繰り返すことに。
結局最後まで混乱を極めるレースとなる中、46号車は7位でチェッカー。4ポイントを獲得し、ランキングでなんとか6位に踏みとどまることとなった。
●決勝コメント
「天候、路面状況ともに先の展開を読むことが難しく、レースは予選にも増して厳しい状況となりました。
前半は状況判断も作戦も成功し、さらにマシンの状態も良かったことでうまく順位を上げていくことができたのですが、後半は全く逆の展開に。
なんとか4ポイントをとることができましたがもちろん、満足できる結果ではありません。
次戦の富士は5月の第2戦ではトラブルでリタイアしましたがマシンは速かった事もあり、期待出来るとと思います。富士、鈴鹿の二連戦で優勝と多くのポイントを得たいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします!」
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今週末スポーツランド菅生(宮城県)にて2014 スーパーGT RD4が開催されます。
前戦のオートポリスで今季初の表彰台を獲得!この好調さを維持し頂点を目指す、本山 哲と柳田真孝にご声援をよろしくお願いします!
今回も、motoyama-online shopはグランドスタンド裏に出店します。
夏の応援に最適な、クールダウンタオルやキャップのサマーバージョンが登場します。
ルマンの時のお宝グッズなど気になるアイテムもたくさん用意してますので是非お立ち寄りください。
ご来場の際は、暑さや急変する天候にも対応できるように準備して最後まで楽しくお過ごしください。
場所は、いつもと同じグランドスタンド裏ですので、お間違えの無いように。
<NEW ITEM>
■S ROAD MOLA メッシュキャップ(フリーサイズ)
■「46 S ROAD MOLA」ピンバッジ
■大好評の、2014レーシングスーツレプリカT-シャツも追加入荷しました!
■今年のルマンで見つけてきたお宝グッズも用意したのでお楽しみに。
詳しくはショップスタッフにお尋ねください。皆さんのご来店お待ちしてます!
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2014 AUTOBACS SUPER GT Round3
「SUPER GT IN KYUSHU 300km RACE」 REPORT
これまで秋に開催され、最終戦を前にタイトル争いを左右する重要な1戦と位置づけられてきたオートポリス・ラウンドだが、今年は序盤戦にあたる第3戦として開催。
九州地区では年に1度のハイスピードバトルを見ようと、二日間合わせて38,200人のファンが新緑のマウンテン・サーキットにつめかけた。開幕戦、第2戦と速さを見せながらも結果的には戦略やトラブルなどで悔しい想いをしてきた46号車「S-Road MOLA GT-R」にとっては今回が三度目の正直。今度こそ本来の速さを結果に結びつけなければならないという、正念場の戦いとなった。
【公式予選】
5月31日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:28℃ 路面温度:40℃(予選開始時)
■公式練習結果:6位 ベストタイム1’36.774(柳田)
■公式予選結果:2位 Q2タイム1’34.792(本山)
雲ひとつなく晴れ上がった青空の下、午前9時から公式練習が始まった。セッション開始時点で気温は24℃、路面温度は早くも31℃にまで上昇している。今回のオートポリスと次回のSUGOに関しては、予想よりも速くなりすぎたニューマシンの安全対策として、富士仕様のエアロパッケージを使用することが急遽決定された。
公式予選が午後2時にスタートした。気温と路面温度はさらに上昇しミシュランタイヤにとって好条件がさらに揃った。予選は46号車と同じくGT-Rとミシュランのパッケージである23号車との一騎打ちとなった。
Q1に出走した柳田は2周をかけてタイヤを充分に温めると3周目にアタック。ただ一人1分34秒台に入れる韋駄天ぶりで楽々とQ1を突破する。ちなみに従来のレコードタイムは1’38.174で、出走したほとんどのマシンがこれを更新したが、柳田のタイムはさらに圧倒的だった。
その後、赤旗が提示されセッションは中断。残り時間3分で再開されたが、その時に柳田はもうピットでエンジニアにマシンとコースのインフォメーションを伝えるほどの余裕ぶりだった。
Q1終了から約30分のインターバルをはさみ、Q2が開始された。路面温度は40℃とQ1の開始時とかわらず、同様にミシュランタイヤのパフォーマンスが猛威をふるうこととなった。Q2のセッションは12分間だが各マシン、いつものようにスタートから約5分間はピットで待機し、残り7分となったところで一斉にコースインし、アタックが開始。
2周をかけて念入りにタイヤを温めた本山は3周目にアタックをかけ、柳田のタイムを上回る1'34.792をマークする。だがQ2では23号車にほんの一歩及ばず。それでも前回の富士に続いて2戦連続でフロントローを確保すると、今季初優勝の期待を抱かせた。
■本山哲のコメント
「クルマもタイヤも状態は良かった。想定より温度域が高かったけど、グリップは最後まで安定していましたね。今回は富士仕様のエアロパッケージで走ることになりましたが、確かにダウンフォースが少ない分、クルマの動きも少しデリケートになりました。でもそんな状況でもバランスは良く、特に神経質になることもありませんでした。 予選で走ったタイヤは、決勝を見越してチョイスしたもの。マネージメントする必要はあるものの、ライバルに対してはアドバンテージがあると思っています。もちろん優勝目指して頑張ります。期待していて下さい!」
【決勝】
6月1日(日) 天候:曇り 路面:ドライ 気温:28℃ 路面温度:43℃(決勝開始時)
■フリー走行結果:4位 1’38.261(本山)
■決勝結果:2位(65周)1h58’51.855(本山Dr→柳田Dr)
やや薄い雲が広がってはいたものの前日と同様、この日のオートポリスは好天。朝一番のサポートレースが終わると、午前9時から30分間のフリー走行が行われた。本山と柳田、2人のベテランがドライブする46号車は、本番に向けてのファインセットを確認しつつ周回。ベストタイムは4番手だったが、そのタイムも本山が計測3周目にあっさりとマークしたもので、本来のスピードはまだまだ余裕があることを思わせた。
気温28℃は前日の公式予選開始時と同じだが、路面温度はさらに上昇し43℃。タフな展開が予想される中、午後2時に決勝のフォーメーションラップがスタートした。2番グリッドの46号車は、本山がスタートドライバー。本山は順当にスタートを切るとトップの23号車に続き、3位以下に対し序盤からギャップを築き始めた。
10周を終えた時点で、トップ2台は3位に10秒以上の差。決勝も予選と同じく23号車と46号車とのマッチレースとなり、ピットで見守るチームスタッフは息つく暇もないほどの緊張感を強いられた。そして緊張感がマックスに達した28周目、GT300と絡む混戦の中トップの23号車に後方から軽く接触してしまう。幸い両車に大きなダメージは無かったが、46号車はフロント左側に少しダメージを負うことに。
そしてタイムを大きく落とすことなく、46号車は、30周を終えたところでピットイン。本山から柳田へとバトンが渡され、給油とタイヤ交換、さらにヘッドライト部分の補修を行いコースへと戻る。 次の周に23号車がピットイン。ドライバー交替と給油、タイヤ交換のルーティンワーク終えコースへ復帰。しかし両車の間隔はピットイン前に比べ少し広がることとなった。
その後もGT-Rのトップ2台は快調にラップを消化。ところがレース終盤の49周目、1コーナーでGT300のマシンがコースアウトし大きなクラッシュ。さらにマシントラブルによってストップしたマシンが出たためレースは赤旗中断。セーフティカースタートの後、トップとの差がなくなるかたちとなり残り9周で再開された。
しかし23号車がリスタートで上手くダッシュを決め46号車にとっては決め手を欠く展開となってしまう。それでも柳田は最後までプッシュし続けファイナルラップを迎えた。チームと本山自身にとっては今季初の2位表彰台をゲット。速さを証明する結果を出したとともに、日産GT-Rが1-2-3位、表彰台を独占。チーム内に笑顔が弾けるエンディングとなった。
■本山哲のコメント
「想定していたよりも少し路面温度が高くなり、クルマとタイヤのマネージメントが重要なレースとなりました。そんな中、展開としては中盤からプッシュして追いついて行くというのは予定通りで、タイヤも良いパフォーマンスで応えてくれました。 ただ、GT300のトラフィックにつかまって23号車と接触したのは予定外でした。優勝できなかったのは悔しいですが、速さを見せることができたし、何より久々の表彰台で、チームにとっては嬉しい週末になりました。 もちろん僕にとっても、MOLAに移籍して初めての表彰台で、今日は素直に喜びたいですね。
今回もサーキットに来てくれたファンの皆さんの声援がとても励みになりました、いつも応援有難うございます!
次回のSUGOは5月のテストでも調子が良かったし、個人的にも得意なコース。次こそは、という気持ちでいっぱいです。次戦も応援よろしくお願いします!」
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