S-GT RD3決勝レポート
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2010Super GT RD3 「UJI GT 400KM RACEレース」 決勝レポート
5月2日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:32℃(決勝開始時)
前日に続き爽やかな五月晴れとなった富士スピードウェイ。昨年を大きく上回る53,100人の観衆が見守る中、スーパーGT第3戦、「FUJI 400kmレース」の決勝が行われた。[center][img width=200]../uploads//images/1005021.jpg[/img][/center]通常より長いレース距離に加え、2ピットが義務づけられるというルール。第3戦では、読み、戦略、状況判断、つまりチーム力が最も試されることになる。4番グリッドという好位置からレースをスタートすることに加え、本山哲&ブノワ・トレルイエという最強のドライバー、そしてピットワークに定評のある23号車「MOTUL AUTECH GT-R」にとって、充分勝機のあるレースだといえた。
午後2時のレーススタートに向け、ウォームアップが開始される。23号車のスタートドライバーはブノワ。ところがここで、23号車の駆動系にトラブルが発生してしまった。レースに出走するためには修復が必要となり、スターティンググリッドにつくことをあきらめ、ガレージでの修復作業を余儀なくされる。スタッフは迅速に作業を行ったが、結局同周でのスタートに間に合わせることが出来ず、ようやくコースインした時、ライバル達はすでに2周先を走っていた。[center][img width=200]../uploads//images/1005022.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1005023.jpg[/img][/center]この後は問題なく、安定したラップペースで走り始めた23号車。コース上での追い抜きによる順位浮上は難しくなったものの、レースはこの後何が起こるかわからない。諦めるわけには行かなかった。34周目にピットインを行い、第2スティントは本山がドライブ。レース中盤からは、トラブルでリタイアするマシンも現れた。本山はわずかなポイント獲得の可能性に賭け走り続ける。ところが59周目、さらなる悲劇が23号車を襲う。今度はエンジントラブルだった。そして今度はピットに戻ることも出来ず、コース脇にストップ。23号車は第3戦を、リタイアで終えてしまうこととなった。[center][img width=200]../uploads//images/1005024.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1005025.jpg[/img][/center]開幕からの悪い流れを、この第3戦でも断ち切ることが出来なかった23号車。しかし戦いはこれで終わったわけではない。気持ちを切り替えて第4戦も、チームは一丸となって戦う。[center][img width=200]../uploads//images/1005026.jpg[/img][/center]
本山選手のコメント
「今回も皆様のご期待に応えることが出来なくて、申し訳ありません。でも、運などもあって結果は出せていませんが、チームもマシンも高いポテンシャルを持っていることは間違いありません。これからも全てのレースで優勝目指して戦うのみ。次戦も応援よろしくお願いします!」