S-GT RD3予選レポート
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2010Super GT RD3 「FUJI GT 400KM RACE」 予選レポート(速報) 5月1日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:32℃(スーパーラップ開始時)
2010年スーパーGTは恒例のゴールデンウィークラウンド、第3戦「FUJI GT 400kmレース」を迎えた。雲ひとつない晴天という絶好のコンディションの中、公式予選が行われた。[center][img width=200]../uploads//images/1005011.jpg[/img][/center]23号車「MOTUL AUTECH GT-R」にとってこの富士は、昨年の第3戦でポール・トゥ・ウィンを達成、開幕2戦の悪い流れを断ち切り一気にタイトル戦線へと向かわせたゲンのいいコースである。去年と同じように今季もまた、チームはここで復活を期している。長いストレートでより威力が発揮できるようマシンにはロードラッグ仕様の新たな空力パーツも装備され、今季初優勝に向け好グリッドを獲得すべく公式予選に挑んだ。
今回の予選は、今季初となるスーパーラップ形式が採用。このため午前中に行われた練習走行は、アタックを担当するブノワ・トレルイエを中心に走行が重ねられセットアップが進められる。そして後半マークしたベストタイムは5番手を記録。富士仕様マシンのパフォーマンスに期待を抱かせ、本山哲もマシンの手ごたえを掴んだ。[center][img width=200]../uploads//images/1005012.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1005013.jpg[/img][/center]午後1時50分より公式予選一回目が開始。30分の混走時間帯ではまず本山がドライブし基準タイムをマーク、そしてブノワによるアタックが行われる。そして数ラップを経て1’36.700をマークした時点で一時7位に立つが、その後はタイムを伸ばすもこのセッションを12位で終える。続くセッションはブノワに託され1’35.593とようやくタイムを上げ一時7位に食い込むも、数台がこれを上回り再び圏外へと転落。スーパーラップ進出に黄信号が点る。そして残されたラストアタックでブノワはコンマ2秒刻むことに成功するが9位で、惜しくもスーパーラップ進出を逃したかに思われた。ところが予選終了後、上位の一台にペナルティが出されたためひとつ順位が繰り上がり、8位でスーパーラップ進出を果たした。[center][img width=200]../uploads//images/1005014.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1005015.jpg[/img][/center]
そしてスーパーラップでは、ブノワが渾身のアタックを敢行。掴んだチャンスを逃すまいと慎重かつアグレッシブに攻めた結果、1’34.562というタイムをたたき出す。この後4台がこれを上回れず、一気に23号車はジャンプアップを果たし4番グリッドを獲得した。[center][img width=200]../uploads//images/1005016.jpg[/img][/center]明日のレースは、通常より長い400kmのレース距離に加え2ピットが義務付けられるというルール。戦略性の高いレースが予想されるだけに、トップクラスのチーム力をもつ23号車の勝機は充分にあるといえるだろう。
本山選手のコメント
「ラッキーがあったとはいえ、スーパーラップでのブノワのいいアタックがあって4位という優勝が狙えるポジションを獲得出来たことは良かったと思います。明日はピットが2回ということで、ピットワークにチームは自信を持っているし、去年ポール・トゥ・ウィンを獲ったことでいいイメージが残っています。今季初優勝に向け頑張りますので、皆さんも応援よろしくお願いします!」