S-GT RD4予選レポート
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2010Super GT RD4 「INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA SEPANG RACE」 予選レポート(速報) 6月19日(土) 天候:晴れ時々曇り 路面:ドライ 気温:35℃ 路面温度:46℃(スーパーラップ開始時)
スーパーGTはシリーズ唯一の海外戦となる第4戦、「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」をセパン・インターナショナルサーキットで迎えた。[center][img width=200]../uploads//images/1006201.jpg[/img][/center]今シーズンここまで、思うような結果を残すことが出来ていない23号車「MOTUL AUTECH GT-R」だが、このセパン戦は過去3年間GT-Rが勝ち続けており、さらに昨年は今シーズンから23号車が装着するミシュラン・タイヤを装着したマシンが勝っているという、データ的にも勝機は充分。今季初優勝が狙える、絶好のチャンスがやってきたといえる。
マレーシア特有の高温多湿の気候の中、大会初日のこの日は午前中に練習走行、午後に公式予選が行われた。前回の富士と同様、予選はスーパーラップ形式。23号車は今回、本山哲がアタックを担当することになった。[center][img width=200]../uploads//images/1006202.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1006203.jpg[/img][/center]午前中の公式練習では4番手と、まずまずの滑り出しを見せた23号車は、午後2時15分から行われた1回目の公式予選でも好調を維持。混走では、ブノワ・トレルイエがあっさりと2分00秒台をマークする。そしてアタックを担当する本山はブノワからステアリングを引き継ぐと、混走セッションの間にマシンをチェック。その後専有セッションに入ると一気にタイムアップを果たし、1’58.471の6位でスーパーラップ進出を決めた。[center][img width=200]../uploads//images/1006204.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1006205.jpg[/img][/center]そのスーパーラップで23号車は、思わぬアクシデントに見舞われることになる。本山の直前にアタックを行ったマシンがトラブルでコースサイドにストップ。ウォームアップラップに入っていた本山は難なくその場を通過するも、赤旗が提示されセッションが一時中断となってしまったのだ。本山はピットに戻され、マシン回収が終わった後、再度ウォームアップから始めることに。タイヤがニューからユーズドになってしまうことも不利となるが、ドライバーにとっては何よりも、一度高めた集中力が途切れてしまうことが痛い。
ところが百戦錬磨の本山はこのアクシデントをものともせず、ウォームアップの最終セクターから自己ベストを更新。アタックラップのセクター2でもベストをたたき出し1’57.703と、この時点でのトップタイムをマークする。その後、2人のドライバーが本山のタイムを破ったため、結果的に23号車は3番手グリッドを獲得した。[center][img width=200]../uploads//images/1006206.jpg[/img] [img width=200]../uploads//images/1006207.jpg[/img][/center]
この勝負強さはきっと、決勝でも発揮されるに違いない。今季初優勝の期待が大いに高まる中、チームは明日も一丸となって戦う。
●本山選手のコメント
「赤旗が出たのは、アタックに向けてほぼ準備が完璧に整ったタイミングでした。マシンの状態もだいぶ良くなってきて、今回ようやく形になろうかっていうこのタイミングだったので、試練はまだまだあるんだなって(苦笑)。再スタート後は、タイヤの温度の持って行き方がすごく難しかった。計測ラップにうまく合わせるようにやったんですけど、セクター1でリヤの温度がちょっと低すぎて、タイムロスしてしまいました。でも結果的に3番手までポジションを上げられたのは悪くない。今回は決勝でも今までとは違う形を見せられるようみんなで考えてきたので、それを必ず結果につなげたいと思います。明日も応援、よろしくお願いします!」