200x200Races MOTEGI Opening Stage
RACE REPORT
【SKT Team Motoyama】として今シーズンフル参戦を果たしたスーパー耐久シリーズの初戦が、4月1日(土)、2日(日) ツインリンクもてぎで開催された。
今期のドライバーラインナップは、本山哲をAドライバーに、Bドライ―には内外のレースで経験豊富な加納政樹。クラブマンレースでタイトルを獲得するなど実績には定評のある松原怜史、そしてGT500で活躍する安田裕信をC・Dドライバーに迎えた。
レースの運営はスーパー耐久レースで数々の輝かしい戦績を残してきたテクノファーストが担当。今期はゼッケン34でエントリー。
この開幕戦では、加納政樹に代わって松原怜史がBドライバー、安田裕信がCドライバーを務めた。
34 SKT Team motoyama Z34
ドライバー:A/本山哲、B/松原怜史、C/安田裕信
予選■4月1日(土) 本山/松原 クラス6位:4’21.865
決勝■4月2日(日) 本山(22)→松原(36)→安田(35) 93周 クラス6位
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参戦するクラスはST3。このクラスには9台のエントリーがあり、4台のZ34で参戦する日産勢と4台のトヨタ・レクサス勢との実質2強対決。予選は、各チームのA/B両ドライバーによる合計タイムで競われる。
Aドライバー予選が始まる時刻は8時20分。コース上は若干ウエットであったが、Bドライバー予選が始まる頃には路面は回復し各チーム大きくタイムを伸ばす事になった。
トヨタ・レクサス勢が優勢と思われた予選では、Aドライバーの本山が2’15.656の好タイムでトヨタ陣営に食い込む3位。そして2シーズンぶりにS耐のステアリング握った松原は2’06.209の6番手のタイム。合計予選タイムは4’21.865となり残念ながら上位進出はならず、6位で予選を終えた。
明けて翌日の決勝レースは、朝から好天に恵まれレース前は春らしい陽気になった。その後少し汗ばむくらいまで気温は上がり、スタート時刻の13時15分を迎えた。
そしていよいよ13時19分過ぎに200KMのレースがスタート。
スタートドライバーは本山。オープニングラップからトラブルもなく順調に周回を重ねるものの、数周を走ったあたりからラップタイムが落ちていく。
モニターに表示される最高速はトップのマシンより10㎞以上も遅く、トラブルチェックをするもドライバーからはマシンには特に問題となる兆候はないと報告が入る。
そして暫く我慢の周回を重ねることになったが、しかしこれ以上の遅れを受け入れるわけにもいかず、チームは急遽作戦を変更しピットインを早めポジションの回復を図ることに、22周目にBドライバー松原に第2スティントをゆだねた。
しかしアウトラップ以降、松原は34号車のベストラップを更新しながら順調にラップタイムを上げていく。ピットインが奏功したのかマシンの状態がリセットされ本来の速さを取り戻した34号車は、松原が36周のロングランをこなしいよいよ安田裕信へ最終スティント託すことになった。
6位でスタートした順位は、1stスティントこそ8位まで順位を下げたが、早めのピットインを行ってからは順位を戻し、一時は4位まで浮上するも第2スティント終了時点で7位。
そして58周目に最後のピットイン。安田は長めの給油をこなしコースに復帰した。ここから安田の猛追が始まる。A/B両ドライバーのベストを1秒近く上回るタイムで残りの周回を重ねてポジションを6位まで戻す。
安田の周回数35を数えて200KM レースのチェッカーが降られた。
SKT Team Motoyamaの開幕戦は、93周を走り切り6位で終えた。
■本山哲のコメント
「まず初めに、今期シリーズ参戦を実現するために多大なるご支援、ご協力を賜りました企業、関係者の皆様に深く御礼を申し上げます。
昨年はスポットで参戦しましたが今年も昨年と同じ体制でフル参戦が実現できたので、順調に開幕戦を迎える事が出来ました。
この開幕戦、新しく加わった松原君は久しぶりのS耐という事で予選ではすこし緊張してるかなと思いましたが、決勝レースではマシンの不調が解消されてから期待しているペースで走ってくれました。
安田はさすがに面目躍如と言った感じで、劣勢なレース展開を上手く立て直しトヨタ勢とのハンディを感じさせない走りでチェッカーまで頑張ってくれました。
6位という結果には満足していませんが、まずは表彰台を目標にRD2以降チーム一丸となって戦っていきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」
motoyama.net
■レースの公式結果はこちらよりご覧ください。
■次戦RD2は、4/29-30にスポーツランドSUGO(宮城県)にて開催されます。
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