S-GT RD7決勝レポート
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2009Super GTRD7富士SW・決勝レポート! 9月13日 天候:晴れ 路面:ドライ 気温27℃ 路面温度42℃
2009年スーパーGT第7戦、決勝が富士スピードウェイで行われた。
ウェイトハンデルールが改正され第7戦はポイント×1kgに軽減されるため、昨年までとは違い、どこが勝ってもおかしくない状況の中、公式練習、公式予選、スーパーラップ、すべてがレインセッションであったことで、レースがドライコンディションとなれば、勢力図は前日と異なってくる可能性もある。そんな中、ポイントランキングトップの「MOTUL AUTECH GT-R(1号車)」は、フロントロー2番手の好グリッドからレースをスタートさせる。
2連覇のタイトルをより近くに引き寄せるためにも、ここは大量ポイント獲得のチャンスであった。
前日の雨は上がり、予想通りこの日の富士は朝から晴天に包まれる。午前のフリー走行は貴重なドライ走行の機会となり、より重要度を増した。1号車は、本山哲が中心となり、時間帯のほとんどをドライブ。決勝に向け、セットアップを煮詰めていった。
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午後2時、夏の再来を思わせる暑いコンデションの中レースは開始。スタートドライバーは今回も本山がつとめた。スタートの1コーナーでは上位3台が重なり混乱するが、アウト側でこれをうまく避けた本山は2位をキープ。そのままトップにピタリとつける。しかし最終コーナーで3位に後退。序盤から激しい争いが繰り広げられる中、本山は予想より温度が高くなった路面に対しタイヤマネージメントをきっちり行いながら3位を守り続ける。
33周目のピットインでは、ピットクルーがライバルを圧倒する迅速な作業を行い、10秒あったトップとの差を5秒にまで縮めることに成功。
ブノワ・トレルイエは、3位で後半スティントをスタート。タイヤが温まってくるとベストラップを連発させ、徐々に2位のマシンに近づいていく。1秒差以内につけてからしばらくは抜くことが出来ずにいたが、残り2周となった64周目、2位のマシンがGT300につまった一瞬のスキを逃さずオーバーテイク。そのまま順位を守り2位でチェッカーを受けた。
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期待された今季3勝目こそならなかったが、2位で15ポイントを獲得。ランキングトップの座は変わらず、2位との差をさらに広げることに成功した。シーズンはこれで2戦を残すのみ。2連覇達成へのカウントダウンが始まった。最終戦ではノーハンデとなるため、次の第8戦を乗り切れば、いよいよ連覇は目前。次戦も気を緩めず、ひとつでも前でゴールできるよう、チーム一丸となって戦います。
本山選手のコメント
「今日の2位は非常にうれしい2位です。ブノワも諦めずに、最後までよく頑張ってくれました。これで2位とのポイント差を広げることに成功したわけですが、改めて気を引き締め、残り2戦も集中して臨みたいと思います。ここまできたら2連覇は必ず達成して見せますので、みなさん最後まで応援してください」